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  16.「今、求められるシューズクロークとは?」
   
近年、シューズクローク、ウォークインクローゼット、パントリー等限定された物を収納するスペースをお施主様が要望されるケースが増えています。その中で今回は「シューズクローク」について弊社の考え方を、作品事例と共に述べてゆきます。
   
《シューズクロークとは?》
シューズクロークは基本的には玄関の隣に設置して、家族のくつ,ブーツ,長ぐつ等下足用とスリッパ等を収納するスペースです。
弊社ではその他、傘(ぬれた傘も含む)や雨ガッパ等置けるハンガーパイプを設置したり、ベビーカーやゴルフクラブを置くスペースを設けたりするケースもよくあります。
また、土間収納や室内駐輪場を兼ねるケース等、お施主様の要望を満たすよう、様々な(複合型)シューズクロークを提案してきました。さらに、ビルトインガレージを設置する場合は、シューズクロークを玄関とビルトインガレージの中間に設置して、どちらからも進入できるようにしたりすることもあります。
     
1⃣ 外部扉を玄関扉とは別に設置し、直接外から進入できるシューズクローク
   
  ① 正面が玄関扉。手前左がシューズクロークの入口扉。
   
   ② シューズクロークの外部入口部分。
③ シューズクロークの内部、正面扉を開けると玄関へ。
 
外から直接入ることができるシューズクロークのメリットは、特にお子様が幼児の場合、泥等で汚れたくつで玄関の土間を汚し、玄関にくつを脱ぎ散らかすことがないので、常に玄関がキレイでいられることです。
扉の錠は玄関と同一キー又はマスターキーにすれば、外出時は1つの錠を持てば良いので便利です。又扉はこの実例のように玄関の扉をメインに考え、シューズクロークの扉は目立たないようにしたほうが、お客様も迷わないし、防犯性も多少向上するのではないでしょうか。
 
   2⃣⃣ 玄関土間から進入するシューズクローク
 
① 正面が玄関扉。右側がシューズクローク。シューズクロークの壁と2枚の引戸はおしゃれな縦格子で、シューズクロークの照明をONにすると縦格子から玄関に光がもれる。
   
   
   ②玄関から引き戸を開いて見る。ハンガーパイプは傘置き場、ぬれた傘もそのまま掛けられる。
   
   
  ③シューズクローク内部。正面はポストの取り出し口。 
   
 
 私個人としては、直接外から進入できるシューズクロークの方が便利だと思いますが、防犯性,敷地の形状、その他の理由で玄関土間から進入するシューズクロークを望むお施主様も半数近くいます。

<作品事例>-白い外観(シンプルモダン)の家
   
 3⃣⃣⃣ 駐輪場,セニアカー置場 ,土間収納を兼ねたシューズクローク
   
   正面は(土間)収納棚、左側はシューズクロークの棚、右側の2本のハンガーパイプは傘(ぬれた傘も含む)や雨ガッパ等を掛ける。土間部分は3台の自転車と電動セニアカーを置くスペース。 
   
 
近年、土間収納を要望されるお施主様が増えてきましたが、建築コストをおさえるため、シューズクロークと兼ねて複合型土間収納にすることがあります。

<作品事例>-三世帯(8人)がライトコート(中庭)を中心に仲良く住まう家
    
 4⃣ ビルトインガレージ内から進入するシューズクローク
   
   ①車2台、自転車4台、土間収納も兼ねたビルトインガレージの内部。正面中央がシューズクローク、左側奥はライトコートがあるので室内はとても明るい。
   
②シューズクローク内部。2つの入口の中央に姿見のカガミを設置する。写真では見えないがシューズクロークの左奥にリビングに通じる扉がある。
   
   
  ③ビルトインガレージの内部。右側が土間収納と駐輪スペース。 
   
 
 ご家族全員、外出時は必ずビルトインガレージを経由することから、このようなシューズクロークになりました。
特殊なケースではありますが、便利なシューズクロークということで、お施主様には大変気に入っていただいています。

<作品事例>-モダンリゾートスタイルの白いコートハウス
   
       


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